Speeeの夏のエンジニアインターンシップに参加して学んだこと。

2・3ヶ月前、Speeeのエンジニアインターンシップに参加していました。

9月中旬~10月初旬の3週間でした。

このインターンシップでは3週間でチームで社内ツールの開発をしました。

その中で、開発技術だけではなくここでしか学べないことを学ぶことができました。

このエントリでは、僕が学んだこと(自分なりの解釈)や体験したことを書いていこうと思います。

インターンとの出会い

初参加の東京ITエンジニア逆求人がきっかけでした。

そこでSpeeeの人事の方とエンジニアの方々とお会いし初めてSpeeeというベンチャー企業を知り、お昼をご一緒させていただきました。

僕はソフトウェア領域ではRailsを使った開発しか知らない駆け出しでしたが、気に入っている技術の話をしたり、「こんな技術学ぶと面白いよ」とか、「こんな技術を学ぶともっとステップアップできるよ」といった為になる話をしていただいたりと、とても楽しく、これから技術を学んでいくヒントをいただけた充実した時間になりました。

そんな中で、Speeeのインターンの魅力や会社でエンジニアがやっていることを聞いていくうちにSpeeeという企業に興味が湧き、参加したいと思うようになりました。

インターンの面接

前期末テスト真っ最中でしたが、人事面接とエンジニア面接の2回の面接を受けました。

skypeでの面接でしたが、緊張しすぎて何を言ったかよく覚えていません。特にエンジニア面接では面接中に落ちただろうなとずっと思っていて、最後は技術の学び方を質問しまくって今後のために身のある時間にしようとして頭を切り替えていたのはよく覚えています。

技術力の高い大学生たちとの出会い

このインターンでは、とにかく技術が好きで、高い開発技術を持っている学生が集まってきます。

互いのやってきた技術領域について話すとテンションが高まります!

彼らの経験や彼らが好きな技術の話を聞いていくうちに、自分の目標やクリエイティビティが高まっていくのを感じました。

ホスピタリティ

このインターンでは、よくホスピタリティというワードを耳にしていました。

僕にとってこれは、仕事をする仲間がポジティブに働き続けるための約束事だと感じました。

例えばコミュニケーションの上で言うと伝え方、聞き方一つ一つに「思いやり」あるいは「気遣い」を少し含ませるだけで話し易くなるというものです。

今までと変わったのは、「こう言うと相手からするとこんな感じの印象をうけるだろうな」という発想をもった事です。

相手が受ける印象を一度自分に置き換えて考えて、より相手に与える印象を和らげるような工夫をするようになりました。

特に文字媒体で話をする時は冷たく感じられやすいので、意識的に絵文字とビックリマークをつけるようにしています!

時間に対する意識

1日の限られた時間の中で、どうやってより多くのより質の高いアウトプットができるかといったところで、

  • 各タスクの優先度を決めること

  • それぞれのタスクにかかる工数を見積もっておくこと

  • 各工数と時間の制限を考慮して作業初めに時間の使い方を設計すること

ということを意識しています。

それぞれに必要な考え方として、「逆算的思考」と「本質の見極め」であると僕は思います。これはメンターの皆様から何度も口を酸っぱくしておっしゃっていた言葉でもありました。

逆算的思考

そしてこの考え方は問題解決において常に必要になってくる考え方で、今までコードを書く上で無意識に実行していたことでもありました。

「ゴールから考えて必要な要素を細かく分解していくこと」

これを意識的に行うようになったことで、開発も含め他の課題に対してもできるようになり、より濃い時間を過ごせるようになりました。

曖昧なままにしないこと

例えば、よく言われる定量的な目標設定をしようといった話にしてもそうなのですが、(インターン開始時は全く出来てなかったのですが)

「曖昧になっていないか」という意識を常に持ち、曖昧さを無くしていく努力が必要だということです。

そして、「曖昧になっていないか」とは、それぞれの要素や設計の全てに対して

「実際に作業をすすめる中で本当に有効かどうか」を抑えることだと思います。

技術の観点でも、例えば動作が遅いアプリケーションをチューニングする時、

「実際にはどの部分で時間がかかっていて、それぞれどれだけ時間がかかるか」を正確に計測したうえでチューニングをするということをしています。

本質の見極め

エンジニアがモノづくりをするという観点では、次の項目を抑えることが本質の見極めということかな、と思っています。

  • その機能は本当に求められている機能なのか

  • その機能はこのアプリケーションの中でどれほど価値を持っているかを考え、どれだけ時間をかけて作るか

要求されたモノづくりだけではなく、これはあらゆる課題解決に必要な考え方です。

本質とずれた努力や学習はは往々にして効率が悪いものです。本質を見誤らないよう、本質に目を向け続けるよう心がけています。

集中力

僕は思考が散漫な人間なので、人に質問することを考えたり、逆に質問を全て理解した上ですぐに答えるということが苦手です。

しかし僕は考える事が昔から大好きなので常に何かしら思考しつづけていたりします。

そんな自分をメンターの方々は見透かしていて、一つの事をより集中して考えるようにすべきだ、とか、思考を散漫にしない工夫をしていくべきだといったアドバイスをくださいました。

今では、思考するときそれを脳内だけでなく文字媒体で保管するようにしたり、「今考えるべきことはなにか」「結論を出すべきことはなにか」を意識するようにしています。

仕事術

前述の集中力の話の最後にもある通り、思考を散漫にしない工夫についてもそうなのですが、

メンターの方々との面談の中で、何度か仕事術についてアドバイスを頂いておりました。

話していく中で、仕事術とは目的を達成するための工夫をすること、それをPlan Do Check ActのPDCAサイクルを繰り返し行うことだと解釈しました。

TrelloやToggle、メモ帳にボールペンといった他の便利なツールに頼った効率的な仕事の進め方を考えるということを意識するようになりました。

コミュニケーションを取る上での考え方

特に、コミュニケーションをとる上で気にかけるようになったことは、聞き手に発生する意味を意識するということです。

まず、話す前に何を話すか先に考えて整理すること。

  • 相手がどんな情報を知っていて

  • 相手がどんな情報を知らないか

  • 自分が何を伝えたいか

話し始めに相手に何を伝えるかを話すと言うこと

  • 何を話されるかという心の準備をするため

グループで話し合うときは、何を話しているか、何を話すべきかを意識すること

  • グループ全体として何を考えているかということに意識を向ける

「全力を出す」ということ

インターンでの発見の一つに、人が最も成長する瞬間は本気で何かを成し遂げようとしている時だというものがあります。

全力を出して何かに挑むことで、次に同じような要素を含む何かに挑戦する時、それまでの100%以上の成果がだせるようになり、

そうやって何かに挑み続けることで自力で成し遂げられる事がどんどん増えていき、人に評価されるような人になれるのだと思います。

よく、「今を全力で生きろ」「今できることを精一杯やれ」とおっしゃっている有名人を見かけるのですが、これが僕なりの全力を出すべき理由です。

まとめ

記事を書き終えてみて、このインターンシップでは実践の中で課題解決のための考え方を一気に詰め込んだようなインターンだったと思います。

まだまだ、記述したような学びを普段の生活の中で実践しきれていないところもありますが、根気強く復習したいとおもいます。

自分の思いを正しく伝えられなかった事等、悔いが残っている場面もたくさんありましたが、その悔いも含めて、参加して本当に良かったと思ってます。

技術的な側面でどんな学びがあったか、はまた別の記事に書こうと思います。

何かに本気で挑戦したい人、自分自身を変えたい人には超お勧めなインターンでした!